畑スタート
8月から、念願の畑を借りました。
ここで、無農薬、無施肥の自然栽培にチャレンジしてみたいと思っています。
自然栽培については、川口由一さん、徳野雅仁さん、竹内さん、らの本を交差読みして勉強し、自分なりにピンとくるところをとりいれております。
幼児教育について勉強していたときもそうだったけど、「自然農」といっても、色々な手法、考えがあるもので、共通点を探りながら、意見が分かれるところでは、最後は自分のココロをたよりに、色々な場面でどのやり方を実施するか決断します。
この畑を前に借りていた方が、どんな栽培法で、何を作っていたかも情報がなく、わりと小さなレンタル菜園なので大量の農薬を投入、なんてことはないだろうけれど、放置されていたところには、雑草やらシソやら、かなり巨大に育っていたので、おそらく肥料はいれていそう、ということで、まずは、土を自然栽培可能な土に近づけるところから。
その一歩として、土壌診断。
・ph/シソが生えていたので大丈夫そう、と思いつつ、ph試験紙でもテスト。弱酸性。
・水はけ/作業中、近くのおじさんが話しかけてくれて「空いている隣の畑は水はけが悪い」と言っていた。が、逆の野菜がたくさんなっている側にかなり土の固い部分がある。そちらから肥料が流れてきているのかも。
・縦横無尽に根を張り巡らすヨウシュウヤマゴボウ、セイタカアワダチソウが生えていたので、一部、土がそれらの根に侵食されている可能性も。
・10cmほどほってみたところ、温かかったのには安心。
竹内さんの本でいうと、土ステージは0〜4(自然栽培可能)中、ステージ1か2と判断。
8月は、完熟堆肥、籾殻くん炭をまぜ、米ぬかをまき、畝立てをしました。
「よいしょ、よいしょ」
数週間して畑にいくと、あっという間に、草ぼうぼう。
でも、自然栽培の法にならい、草は抜かずに刈って、畑に振りまいておきました。
そして9月。
まずは根をしっかり張って土を耕してくれる上、吸肥効果もあるライ麦のたねをまき、土の過剰な肥料を抜くことからはじめます。
「パラパラー」
長年、農薬や肥料を使ってきた畑では、肥毒層という土が固まってしまっているところがあり、それによって水はけが悪くなる、ライ麦などの稲科の植物は、下に太く強い根をしっかり張り、その肥毒層を破壊してくれる、とのことです。
無事、育ったら、それは刈って、畑の外に出します。本当は、土を覆うマルチに最適なのだけど、それをすると、せっかく吸い取った肥料分がまた土に戻ってしまいます。
でも、何もできないのも寂しいので、合間にちょこっと、残留農薬の少ない根菜もチャレンジ。
すでにヤスデと思われる虫がけっこういて、調べてみると特に害を及ぼすことはなく、ミミズみたいな役割らしいのでそのままにしているけど、本当に大丈夫だろうかと心配しつつ、、、まずは、生育を見守りたいと思います。
「もさもさ」